総理大臣

総理大臣が嘘をつくばかりの不幸

この世を謳歌しても

数ある不正が積み重なり

今にも高転びをしそうだが

不正を最高権力者が故に見過ごされ

権力の座を手放した時の追求を恐れ

その座にしがみつく

もう辞めたらどうですか

いびつで

大きくもならず

色づかないまま

腐っていく

季節は実りの時季

十分に育たなかったのは

何かが足りなかったのか

あまりに過分だったのか

今から育てと言っても

遅すぎるのか

誰の身の上にも

等しく時は流れた

枯れて土に還る

自然に教わらなくても

明らかだ

 

朝晩涼しくなったこの頃
今日は快晴、陽だまりが暖かい
考えるより動けとばかり
動き続けてきたけれど
くたびれ果てて
部屋に射し込む光を
ぼんやり見ている
もうすぐ訪れる冬
季節にはいつも
置いてきぼりにされる

私は恐れる
このまま地に落ち
枯れ果て
風に舞い
跡形も無くなってしまうことを
遅かれ早かれ
それは運命だ
そうなる前に
できることを
やり続けることができるのか
泣き続けるとしても
たとえ無駄だと虚しくなっても

風はいつでも吹いている