帰宅

半月のそばにくっきりと 星が瞬く 青空低く ワタ雲が流れていく 明るいうちの帰宅も 今のうちだけ 日毎夕暮れが早まる

まだ

諦めやら 疲れやら 老いが ぬぐい難く 肌に染み付いても まだ諦めてはいない 一体求めているものが 青い鳥に過ぎなくても もはや日暮れが近くても

再び始まりの秋

春から一年が始まるとするなら 秋の始まりとともに半分が終わる 収穫の秋はまた 秋を越えて 冬を乗り越えるため 後半の半年の始まり 畑もまた冬野菜の苗を 植える時季を迎える

どんどん突き進んで 行き着く先は どこなんだ 燃え尽きるのが本望かいずれ来る 終わりの日まで 生命の炎を 燃やし続ける

時は過ぎ行く

数多くの昔話。 今ここも すでに幻のように 急速に溶けてゆく。 誰か本当に この現実を確かなものだと 証明してくれ。 悪夢で無く狂気でなく 理知的で正気を失っていないと。

自戒

遠いところばかりを見ていると 足元の大事なものを見失う

言語化

若い頃に当たり前にあった感性が失われ、書いた文章が失われたのが残念。そもそもそれをどれだけ意識して言語化していたか?それとは失われない内に自分で語りうる自分自身の言葉で言語化すること。大学生時代の日記のみは手元に残っている。それ以前の記憶…

思考

一つの現象の裏には 多数の因果が絡む 一つの交流の裏には 多数の好意や悪意が 顕在化されないだけの 淡い接触が潜む 私が声をかけたり かけなかったり それは偶然でも必然でもなく 宙を舞う埃のようなものかもしれない

待つ

やるだけのことをやったら 後は待つだけ そうは思っても まだ本当にやりたいことに 手をつけていないのではとか まだやり足りないのでは 落ち着かないまま 時間だけは過ぎる やり尽くさなくても 時間が過ぎれば とりあえずOK それが救いであり 絶望でもある

困惑

目の前の人に 誰かの面影を重ねる 思い出を重ねて 傾倒してはいけないと 自制する 決してあの人と この人は違うのに

歩く

炎天下の中を 人がジョギングしていく こんな日にと思うけど その人なりの切実さ 私はただ歩くだけ

回り道

ずいぶんと回り道を してきたけれど どうやら もともとの道に 戻ったみたいだ ずいぶん時は 流れた もはや 戻れない あの頃の自分には こんなにも 遠回りをするとは 知らず

いつだって見えているのに 他のことに気を取られて 見えなかったことにされてしまう ふと何かでそれがあらわになる だが誰にだって見えているわけでもなく 世代を超えて誰かがやっと気づくこともある 世の風潮が何だとか仕方がなかったんだとか 馬鹿言ってな…

猛暑日

朝から暑く深夜になっても涼しくならない。 一ヶ月休みにして冷涼な土地で暮らしたいが現実はふらふらになりながら遠距離通勤をしている。あと二週間耐えれば秋の気配を感じ取れると信じて、なんとかやり過ごす。

打ち上げ花火

夜になり聞こえる重低音 花火の打ち上げが始まった 夏の訪れ今年もまた

台風はどこに行った

長い梅雨寒のはての 週末は台風予想 空には典型的な入道雲 青空広がり気温上昇中 台風はどこに行った? 職場を変えたばかりで 夏休み無くて 待たれる山の日の 三連休今週のお題 わたしの夏休み

明日

どこまで行っても追いつかない 逆に体力の無さに救われている 簡単に諦めることができるから きっといつかは なんて言葉は もう、

心もよう

楽しいことだって 多いはずなのに 思いどうりにならないことも 多いからと 過ぎ去ることだけを 願ってしまう 今日は昨日になり 昨日は忘却の彼方に 成り果てた 臆病に平穏無事を願っただけ 思い出はこの掌の中にはなく ましてや誰かのもとにもない 間違って…

歳月

いつだって 何歳なりの、を気にし 何歳ならこうであろうと 考えてみる。 それだって平均ならというだけのこと いつまでたっても 追いつかない 時間には勝てず 降参してしまった人だけが 手に入る安寧がある

オレ

オレはオレ それ以上でもなく それ以下でもなく 顔は洗うが化粧はしない 髪は梳かすが髪は染めない 何をするのも面倒なだけだか 髭は剃っている あるところにはあるし なくては困る体毛 人間以外の誰が気にするか

昨日と今日

今日のできごと。 誰にも気づかれない内面に衝撃があった。 同じような今日でも 昨日までとは 確実に違う 寝てしまえば 同じになるのか。 所詮他人事なのだが 自分の中で 勝手に大きくしてて それをあなたに知らせるすべもない。 わたしはまだここにいます。

その先へ

紫陽花に降り注ぐ長雨 昨夏の暑さがまたやってくるのだろうか 梅雨が明ければその先の秋をもう思っている どうせ猛暑にしゃかりきにできることはない なんとか凌いで秋に挽回 秋のライブ予約はもう春のうちに済ませている 半年先の平安を平穏を信じて

文月

短冊に祈りを込める七夕の商店街 スーパーの短冊に記された誰かの願い 叶うと良いね 短冊には記さないが 願いは心に持っている 心安らかに過ごせますように 誰かを騙したり 騙されたりすることなく 自分かわいさのあまり 人を侮蔑すること無く

コトバのカケラ

コトバのカケラ ソラからフリ チュウをマイ アタマのナカを カケマワッて キエていった

過ち

わかってもらえぬならと 頑なに閉ざしていた心も もはやほどけていった なのに 過去の多くの関係性 放置しているだけで 本当は硬いロープの瘤のように 固まっている 謝るべきなのか 過ちは何だったのか 混沌としたまま 流されていく

前へ

前へ前へと 止まってしまえば 倒れてしまう 自転車のようで 気弱になれば 切なくなる たまに立ち止まり 周りを見渡し 後ろを向く

雨に想う

降り止まない雨が やがてくる終わりを 暗示してるようだ いつの間にか始まり やがていつか終わりは来る深々と雨が降っている

雨の夜。 静かに雨は降っている。 あの幾多の夜だって 静かに降る雨音を なすすべもなく ただ聞いていた。

昔、魚だったオレは 魚であることを辞め 陸に上がった 昔、猿だったオレは 猿であることを辞め 人間と名乗った どこかで道は別れ 元の仲間と遠ざかった オレにはその時々の 記憶が刻み込まれている

流れる

変化を乗り越え 激務をこなし やっとたどり着いた平安な日々 こんな平穏が続けばいいと思った矢先 その安逸を罰するように押し出される 運命を切り開いていくというのなら 判断が間違っていたとは言いたくない またいつものことだが 流れに翻弄されどこに行…