誰かが昔の誰かに似ている 連想して昔の誰かを思い出す 決して重ならないのに その人の面影を眼前の人に見出すのだ だから何だということもないが 二倍の生を 二つの時代を 見出しているような 奇妙な感覚がある
季節外れの雪が降る 高い山には白い雪 地球上のどこかは今も冬 冬が空を彷徨っている
三十年余りが過ぎた 一世代前 まだ産まれていなかった子が 今や一人前の顔をした 大人になっている 時は過ぎ 三十年前の常識は 現代の非常識 うっかりしていると 大きな勘違いをする 世の中は大きく変わる 渦中の我々は ただ翻弄されている 歴史の教科書で学…
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