過去

楽しかった過去を思い出す 辛かった過去を思い出す 客観的事実なんてものは無く それぞれの出来事が断片として浮かび上がる 全ては終わってしまったこと 過去は変えられない 確かにこれだと取り出すこともできない 今の自分は過去の道のりの果てにあると 肯…

生活

手に入れたいものは何? 見たいものは何? 行きたいところはどこ? ぼんやりしていたら 通り過ぎても見過ごし 間に合わずに 何もかも失われてしまうだろう そんなこと言ったって あわててみたって どうしてもなんてものは 滅多にない 日々の疲れと 寒さや暑…

午前零時

やり残したことばかり 勝ち負けでいうと今日も負けた 何も事件は起こらなかった 平穏無事を祈ったから 余計な煩わしいことに 巻き込まれることはなく それはそれでいいのだけれど 残り時間がまた減った という悔恨に囚われる シンデレラでは無いけれど もう…

あの人は今

久しぶりに出会う 記憶の中は十年前やそれ以前 老けたよねと思っても お互い様だ 声には出さない あちこちにパラレルワールドがあり ひょっとして 十年前の世界だって 今現在実在しているのかも ああ、あの人は今頃どうしているだろう

空き地

いつもの通り道 久しぶりに通ると がらんとした空き地 濃厚な人の気配 しかし何もない ただの空き地 庭木や自転車や車や家屋なく そこにあるのはただの小石 当たり前は当たり前でなく ただの記憶となりはてた

生活

明るい日の下では 雲散霧消してしまう類の 憂鬱 明日になれば きっと積み重ねた 沢山の経験で 少しは楽になる 毎日の生活は 変わり映えのない繰り返し 季節が少しづつ変わっていくように 気が付けば遠いところに立っているのだろう 坂道を転げないように 足…

明日はいい一日

今日食べたもの 今日読んだもの 今日歩いたこと 今日人に会ったこと 今日の生活が 明日の自分を作る 明日はいい一日 一年後はいい年で ありますように

名もない道を行き 何が待っているのかも 定かでない道を行けば 誰に頼るのでもなく 自分だけが頼りの心細さ いつかはたどり着くのだろうか 誰もいなくて 独りよがりにしか過ぎなくて ずっと続く暗闇を通り過ぎて その先へ 空を見上げれば いつも変わらない …

前へ

心は揺さぶられる 着実に前に進むためには 心はフラットに 怯えないように ふらつかないように 淀まないように 焦らぬように どれだけ待てばいい? どれだけ信じればいい? 信じ続けたわけではなかった 願い続けたわけでもなかった 信じることで救われると …

紫陽花

季節は繰り返す 紫陽花の花は雨と共にあり 昨年も一昨年も 多くの思い出など無かったように ただ咲く

調和のとれた世界

あるべきものがある場所へ。 ひどく貪(むさぼ)る人もなく ひどく貧しい人もなく。 限られた人生。 持つ人も 持たない人も やがて土に還る。 人の世の騒ぎも 悲しみも 全てはやがて去り行く。

幸福

浮ついた言葉が多い世の中で 君の言葉を受け取った その言葉は決して力強くはないけれど 確実に届いた 心が震えた 言葉を受け取るには 雑音に惑わされないよい耳が必要だ あなたと同じ時代に生まれた 幸運を思う そして同じ場所に立つことができた 幸福を思う

生きていく

当たり前なんてないんだよ。 みんな平気な風に生きているように見えるけど それぞれ大変で それぞれ精一杯に生きている。 ああ、明日からも生きていかなきゃ。 平凡で 格好つかなくて ギリギリでも また明日も。

もっと

今更ながら言いたいことあるのか もうどうでもいいのか わからないまま 瞬間に妄想し すぐに忘れ去る 言いたいことなど ありふれたこと 生きている 生きてきた もっと遠くへ もっとまっすぐに もっとしなやかに もっと もっと

ある時は遥かに大きなもの ある時は取るに足らぬもの ある時は存在を忘れ ある時はまた巨大に膨れ上がる いつもそこにあるだけで もう長らく形は変えていない 自分の心が変わっただけ 今日もただそこにある 風が吹き日が当たり雨が降る 何者かに見つめられて…

渇き

喉の渇きは癒せない。 いつのまにか乾いてしまったこの体。 そのことに気づかないまま 時は過ぎる。何が欲望なのか 何が不足なのか 何が過剰なのか鈍い頭のまま 濁った眼をして 外に顔を向ける。

生きている限り

始まりもしないのに もう終わりのことを考えている。 いつかは 永遠にいつかになり 始まりもしなかった旅は 頭のなかで無かったことになっている。 さよならを言うさびしさは もう過去のもの。 なぜなら生きている限りは つながっている。

準備

準備はできたか 長く白紙のまま 手付かずで そのたった一歩が踏み出せない 準備はできたか もう夕暮れ時 すべてのことは すでに終わりかけている 今更出発できるのか 準備はできたか 誰も待っていない 連れは誰もいない それでもまだ見ぬ先に 向かって歩いて…

けやきの木

ずっとそこに立っていた。 いつも側を通りすぎていた。 何度も何度も。 大きな存在なのに他のものに紛れて 少しも目に止まらず もう無くなると知らされて 迂闊にも気に留め 謝る気になる。 無かった事にしない。 一生懸命写真を撮ったがむなしい。 多くの去…

二人の間を流れる川は浅くて狭い なのに二人を遠ざける たとえ二人の間に川が無かったとして 二人は隔たらずにいられたのだろうか

この体

この体は速く走れないことを知っている。 この体は多くの物を持てないことを知っている。 この体は多くの限界を知っている。 頭はそれを許さずより遠くへ行こうとする。 心は悲鳴を上げる。 体を置き去りにして前に進むことはできない。 体のことを思い出せ。…

完全燃焼

燃え尽きたいと思っていて 一日終わる頃には 灰のように燃え尽きる いやもう朝から 燃やすものなど 無いほどの体たらくだし 実際はくすぶり続けるだけで 何もかもが生煮えのままだ それでも 燃えようとする 火種だけは残っている

春の一日

暑くも寒くもない一日。 花が咲き誇っている。 街路樹の緑が増す。 仕事は順調。 長い冬が終わり 快適な春の生活。 でもその底には 健康不安やら 老いの不安やらが うごめいている。 一日だけでも 翼が生えたように 何もかも忘れて 羽ばたければと願うが 決…

扉の向こう

意志のあるところに道は開ける 想像したものは実現する きっとあなたは扉を開くでしょう そして明るく広い場所に立つでしょう その日が来ることを ここ( この日この場所 )から想っています

一体何をすればよいのだろう

いつも言葉を探している 励ます言葉を 慰める言葉を 希望の言葉を そしてまた 言葉だけでない イメージで考えている 言葉じゃないから 感じている? いつか来る終わりを 日々は過ぎゆく 希望だけでなく あきらめと 退屈 分かり合えない 絶望 ままならない身…

嘘は虚言だけでない。 黙っていても 何もしなくても そのことにより 嘘を形作っていく。 嘘で塗り固められた人生。 ふざけた過去は 無かったことにしたい。 どれだけ軌道修正すれば 良かったのだろう。 歪んだ心は現実を 正しく認識しているのか。 そんなも…

同じ風景

君と僕の前に同じ風景がある。 でも受け取るものは同じではない。 君と僕の前に同じ音楽がある。 でも受け取るものは同じではない。 君と僕の前に同じ絵画がある。 でも受け取るものは同じではない。 同じものを見て、 感じるものは同じであると 保証するも…

枯れ野に芽吹く野草。 庭先の樹木にも新緑の葉が広がる。 霞みがかる町並み。 季節は確かに移り変わる。 余裕があればその時を味わい 余裕がなければ過ぎた歳月をただ惜しむ。 何度も何度も季節は繰り返し そして 何度も何度も心は季節を喜んでいる。

沈黙

賑やかな音は何も語っていない 饒舌な喋りは何も語っていない 君は沈黙の音を聞いたか ひたすら宇宙に流れる沈黙の音を 静かに己が身のうちに流れる 鼓動を 息吹を 沈黙のうちに 浮かび上がる ほんの少しの声 耳をすませば聞こえるか シンとした夜空に向かい…

過去

若い時のあなたしか知らない 時は過ぎ思い出は遠い昔 生きているのか元気でいるのか こちらは生き延びて なんとかやっている 若い時のあなたは元気だった そうだ もう遥か昔の話 いつか会えるとも思っていない なぜあの頃 会うのが当たり前のように思い 今は…

憂鬱

憂鬱を飼いならす 息が詰まりそうになったら 家事をする 息が詰まりそうになったら 皿を洗う 息が詰まりそうになったら 皿を拭く 息が詰まりそうになったら タオルをたたむ じっとしていることが続くと 鬱々する 身体的な単純な憂鬱は これで解決できる しか…

気持ち

揺れ動く気持ち このままじゃいけない このままでいい 生き物だから移り変わる 自分だけに 閉じこもる気もないけれど 果たして開かれているのか 心は外に 開かない心は つながらない つながらないままで 恨んでも 一体何に対して

美しいもの

美しいものを美しいと言う 美しいとはなんだろうか 調和が取れている 気品がある 気高い 容易に崩れない力強さがある 生命力に溢れている ものはみな時を経て崩壊する 時は流れそこにとどまることはない つかの間の繁栄であることを知っている それが故に今…

無くしたもの

窮屈な靴を脱ぎ捨てて 窮屈な服も脱ぎ捨てて ただこの肉体は脱ぎ捨てられない 感性が鈍り どうしようもなく嫌悪感を抱くことが無くなった 耐性ができたのか 鈍感力か 世間と自分の間に横たわる どうしようもない違和感も 取り立てて騒ぎ立てるほどのことはな…

音と静寂

賑やかな音の連なりは 隙間を埋めるように 静寂を嫌い 空間を埋め尽くす しかし音が途切れた 僅かな時間に 多くの物語の時間が流れる

その先へ

諦めていたこと 投げやりにしていたこと 先延ばしにしていたこと ひとつづづ潰していく 過ぎてしまった時間は取り戻せない 疎遠になった人たちの仲は取り戻せない どこまでも 自分の可能性を 見切ったことで 肩の荷が降りたのか 自意識を大事に守り育てても …

春の雨

雪を溶かす雨 雪などどこにもないけれど 確かに雨は雪を溶かすだろう 雨の音は春を告げる 乾いた大地に沁み渡る 長い冬と別れを告げる準備はできたか それともまだ長い眠りを貪るか 雨の音は語りかける 春はそこまで来ていると

砂時計

箱で買ったじゃがいも 2月も末となり芽がたくさん出る 箱で買った伊予柑 乾燥し果実は瑞々しさを失った 長い冬を経るうちに これが無くなるころ冬が終わる 砂時計なようなもの もはや残りも少なくなった

nobody

何者かになりたかった どこまで行っても 自分から抜け出せることはなく アクセルを踏む勇気を持たず 後ずさりをする 平凡に生きることすら 難しい これでいいのか 人生というステージに立てたのか 立てなかったのか 闘いは始まったのか 始めないまま終わった…

輝き

一人の若い女性が 彗星のように輝き 暗闇へと消えていった 彼女の輝きは 人々の記憶に残る 遺された者たちは 短い彼女の生涯に涙する 別れはいつだってあるし 予期せぬ出来事もいつだってある ああそれにしても 亡くしてわかる 生の輝き もう一度会いたい 叶…

望み

日々の仕事 生活に追われ 頭の中が空っぽになることを恐れる。 やりたいこと買いたいこと 何かないかと思い浮かべる。 本当にやりたいことはわかっている それが簡単にできないことも。 言い訳ばかりで時間切れ 本当にそれを望んでいたのだろうか。

めまい

通り過ぎるまち 通り過ぎるヒト 通り過ぎる季節 置き去りにするのか されるのか 空っぽな心に 隙間風が吹く様だ 手応えなく 記憶を探ってみたけれど なんてあやふやな 輪郭を掴むことはできず どうやって 大地に立てばいいんだと めまいがするばかり

いつか

大事なものは手放してはいけない そしてまた 手放したものが 忘れたころに自分のもとに戻ってくる どうかそれに 気づきますように

通り過ぎる風景

いつまでたっても ただ通り過ぎる風景 そんなものにしかならなかった なつかしい風景 ただ思い出の中にある 目指す場所はそこでもない いつか辿りつけるのだろうか 目指す場所というものへ

呪い

収穫するキャベツの重み 振るう鍬の重み 積み重なった書籍の重み 手放す 手放すことにより 身体は軽やかさを取り戻す 重い荷物は心身に負荷をかけ その重みにより 生を実感させるが もはや地に縛り付けられることから 逃れたい 離れることにより 飛び立つこ…

すっぱいブドウ

逃げてきたことはないかと考える。 肩の力が抜けて こだわりもなくなってきたけど まだ「 すっぱいブドウ」がありそうだ。 なにもかもできるわけではないが ( 時間もなく、金もなく) 何が「 すっぱいブドウ」 だったかは はっきりさせたい。 だって悔しい…

日々

燃え尽きるまで力を使い果たす。 それができる環境で幸せな反面、 何をやっているんだろうと茫然自失。 アクセルを踏み込むには 勇気がいる。 無謀ではないかと 自問自答もする日々。

毎日

取るに足らない なんてことはなく 今日初めて会った人が 誰と似ているとか 小鳥が枝に留まって 鳴いていたとか 食欲ありすぎて ご飯がおいしいとか 生きている 大事な日々

冬そして春

寒さに凛として 立ち向かえるのなら 冬もまた良し。 吹き付ける風に 負けない希望があると 胸を張って歩けるのなら。 まだ春は遠い。 葉を落とした木々は ひそかに蕾を抱いている。 少しづつ見える春の兆し。 あなたに春は 見えているでしょうか。

寒風

寒い風が吹き 首が縮こまる 最高気温十度なら 日向は暖かいが 最高気温五度では お日様出ていても寒い こんな気温でも ずっと続けば 慣れるだろう 日の傾きは低く 眼に直接飛び込む 光が眩しい