回り道

ずいぶんと回り道を してきたけれど どうやら もともとの道に 戻ったみたいだ ずいぶん時は 流れた もはや 戻れない あの頃の自分には こんなにも 遠回りをするとは 知らず

いつだって見えているのに 他のことに気を取られて 見えなかったことにされてしまう ふと何かでそれがあらわになる だが誰にだって見えているわけでもなく 世代を超えて誰かがやっと気づくこともある 世の風潮が何だとか仕方がなかったんだとか 馬鹿言ってな…

台風はどこに行った

長い梅雨寒のはての 週末は台風予想 空には典型的な入道雲 青空広がり気温上昇中 台風はどこに行った? 職場を変えたばかりで 夏休み無くて 待たれる山の日の 三連休今週のお題 わたしの夏休み

明日

どこまで行っても追いつかない 逆に体力の無さに救われている 簡単に諦めることができるから きっといつかは なんて言葉は もう、

心もよう

楽しいことだって 多いはずなのに 思いどうりにならないことも 多いからと 過ぎ去ることだけを 願ってしまう 今日は昨日になり 昨日は忘却の彼方に 成り果てた 臆病に平穏無事を願っただけ 思い出はこの掌の中にはなく ましてや誰かのもとにもない 間違って…

歳月

いつだって 何歳なりの、を気にし 何歳ならこうであろうと 考えてみる。 それだって平均ならというだけのこと いつまでたっても 追いつかない 時間には勝てず 降参してしまった人だけが 手に入る安寧がある

オレ

オレはオレ それ以上でもなく それ以下でもなく 顔は洗うが化粧はしない 髪は梳かすが髪は染めない 何をするのも面倒なだけだか 髭は剃っている あるところにはあるし なくては困る体毛 人間以外の誰が気にするか

昨日と今日

今日のできごと。 誰にも気づかれない内面に衝撃があった。 同じような今日でも 昨日までとは 確実に違う 寝てしまえば 同じになるのか。 所詮他人事なのだが 自分の中で 勝手に大きくしてて それをあなたに知らせるすべもない。 わたしはまだここにいます。

その先へ

紫陽花に降り注ぐ長雨 昨夏の暑さがまたやってくるのだろうか 梅雨が明ければその先の秋をもう思っている どうせ猛暑にしゃかりきにできることはない なんとか凌いで秋に挽回 秋のライブ予約はもう春のうちに済ませている 半年先の平安を平穏を信じて

文月

短冊に祈りを込める七夕の商店街 スーパーの短冊に記された誰かの願い 叶うと良いね 短冊には記さないが 願いは心に持っている 心安らかに過ごせますように 誰かを騙したり 騙されたりすることなく 自分かわいさのあまり 人を侮蔑すること無く

コトバのカケラ

コトバのカケラ ソラからフリ チュウをマイ アタマのナカを カケマワッて キエていった

過ち

わかってもらえぬならと 頑なに閉ざしていた心も もはやほどけていった なのに 過去の多くの関係性 放置しているだけで 本当は硬いロープの瘤のように 固まっている 謝るべきなのか 過ちは何だったのか 混沌としたまま 流されていく

前へ

前へ前へと 止まってしまえば 倒れてしまう 自転車のようで 気弱になれば 切なくなる たまに立ち止まり 周りを見渡し 後ろを向く

雨に想う

降り止まない雨が やがてくる終わりを 暗示してるようだ いつの間にか始まり やがていつか終わりは来る深々と雨が降っている

雨の夜。 静かに雨は降っている。 あの幾多の夜だって 静かに降る雨音を なすすべもなく ただ聞いていた。

昔、魚だったオレは 魚であることを辞め 陸に上がった 昔、猿だったオレは 猿であることを辞め 人間と名乗った どこかで道は別れ 元の仲間と遠ざかった オレにはその時々の 記憶が刻み込まれている

流れる

変化を乗り越え 激務をこなし やっとたどり着いた平安な日々 こんな平穏が続けばいいと思った矢先 その安逸を罰するように押し出される 運命を切り開いていくというのなら 判断が間違っていたとは言いたくない またいつものことだが 流れに翻弄されどこに行…

教室で提出した詩を先生に講評していただきました。 手書きで書きなぐったようなそれ。勢いで書いて、推敲もその場で条件反射的にしかできていない。例えば会話だと推敲したくても、流れがあるから立ち止まって深くは言葉を練ることができない。自分にとって…

奇跡

あなたが過去から語りかけてくる 長い年月をお互い積み重ねて やっと今出会えたことが奇跡のようで もうお互い知らない過去には 戻りようもないが そんな過去が愛おしい

過去

あまりにも過去から遠ざかり これが本当に望んでいた未来だったのか 歳をとるのは罪ではなく 自然と無くしてしまうものは 仕方がないさと諦める それでもなお大事にしなかった故に 手からこぼれ落ちたものを惜しむのだ

初夏

空には入道雲 冬の間隠していた腕を さらして歩く もうすっかり初夏

愛せよ

ここにある現実を見たくなくて 甘美な過去を見ている あるいは理想の未来を見ている アルコール無くても酔える 酔って辛さを忘れようとする だが現実を愛せなくて いったい何を生きるというのだろう 今この時を愛せよ

二つの記録

駅前のラーメン屋 跡形もなくなり アスファルトに覆われる やがて道路になるそうだ父の軽自動車は 廃車にしたそう もはや歳で運転できない 病院の通院は迎えの車が 来るそうだ タクシーなら 街まで往復5000円

弁解

多くを語るほど遠ざかる 語りは騙り 元より何も語らないほうが良かったか 自己主張は自己正当化 人のためとか言いながら 偽善の顔を被っている 人を傷つけながら それに気づかない鈍感さ お互い近づきたいのに 近づけないハリネズミの寓話 あなたはそれでも…

青空

雨上がり青空 喜び 悲しみ 笑い 泣く 天は何も知らず ただ青空

握手

軽い挨拶をし 手を差し伸べて握手 存在を確かめるようにあなたのことは ずっと知っていました でもやっとここで 人生が交差したのです

あの人

誰かが昔の誰かに似ている 連想して昔の誰かを思い出す 決して重ならないのに その人の面影を眼前の人に見出すのだ だから何だということもないが 二倍の生を 二つの時代を 見出しているような 奇妙な感覚がある

季節外れの雪が降る 高い山には白い雪 地球上のどこかは今も冬 冬が空を彷徨っている

三十年

三十年余りが過ぎた 一世代前 まだ産まれていなかった子が 今や一人前の顔をした 大人になっている 時は過ぎ 三十年前の常識は 現代の非常識 うっかりしていると 大きな勘違いをする 世の中は大きく変わる 渦中の我々は ただ翻弄されている 歴史の教科書で学…

季節はいま

日の当たる窓際で 寝転んでゆったり 長い冬を乗り越えたごほうび 湿気の多い梅雨 暑苦しい夏が来るまでの 快適なひととき 木々は緑の葉を再びまとい 花々が咲き誇る 植物のようにじっと動かなくても 季節の喜びを感じている 君に会いたい