いいねを押して何かやったような気になった夜 ツイートにいいねがついたけどつながったのかな amazonもヤフオクも買いたいものは何もない そして夜は更けていく

秋の一日

絵に描いたような雲を見ていると この世では無いような思いにかられ ずっと見ていたくなるが ずっと見ているには 時間と場所と静かな心が必要 通勤途上ではそうもいかず それが叶うのはいつのことだろう 毎年咲く曼珠沙華 この日曜日には少し咲いていた 今日…

もう九月

たった少しの違いなのに 月をまたぐともう秋 夏のほとぼりを醒ますように 雨が降る 今日も降る 確実なものは何もない 言葉の確かさを求め 言葉の海をさすらうが 聞こえてくるのは秋の虫 生きている 今日も生きている

今日まで

格好つけたくないが 卑下もしたくない 若ぶりたくないが 老け込みたくもない あるがままでいたいなんて 傲慢なことは言えない 結局何がしたかったんだっけ 何かある 何もない その狭間で揺れ動き 生きてきた

今日

いつでも会えると 思っていたがそうではない 花は咲き そして枯れる 限りある命 今日できることをやったか 今日会うべき人に会ったか 花は咲き そして枯れる

牢獄

無味乾燥なコンクリートの塊。 空調が効いて快適だとはいえ 牢獄とどう違うのだろう。 逃げることは許されず 無数の見えないロープで 手足を縛り上げている。

世界

月に気持ちを仮託して 海に心を傾けて 山に勇気をもらう 小さな自分はない 大きな自分もない 世界に溶け込んでいる

焦らない

ずっと待っていた 焦らない 慌てない 時が来れば 果実は実る 時が来るのを待つ その時まで

きっと

いつかはそこへ行く あなたのところに会いに行く 笑い合う日が来ればいい いつもありがとう 本当にありがとう

午後二時のまどろみ

老いた猫のような 午後のまどろみ 平和そうな猫たちも 縄張り争いで 決死の闘いがあることを 知っている 飼い猫は闘いに敗れ 失血死してしまった 平和そうな午後 少しづつ崩れ 水面下で どれほどの血が流れ どれほどの冷酷 無関心に 世間は 覆い尽くされてい…

さようなら

月曜日なのに疲れ切っている 暑ければ暑い 寒ければ寒い いつも何かに追い立てられ 小突き回されているような いつか来る終わり サヨナラも告げずにさようなら 少しづつフェードアウト

まどろみから 半覚醒の状態で 一階に足音を聞く 家族の誰かが 夜更かししたかと 階下に降りてみれば 誰もいない 隣家の音か 耳が良すぎるのか 小人が踊っていたのか 霊が通りすぎたのか 本当のことはわからない

真理

一瞬だけ掴んだと思った 真理というようなもの あっという間に 遠ざかった あれは夢のようなもの 幻でもいい それだけが 生きてきた証だと 教えてくれたのだから

都会暮らし

都会暮らしに疲れ 日々の息抜きは 通勤帰りの 夜道の歩き 辛うじて 空を見上げて 息をついている 背伸びばかりは していられない シンプルに 生きたい 要らないものを 欲しがらないように 大事なものを 大事にし 見過ごさないように

心を殺さずに生きていけたらいいのに

いつの間にか消えてしまった夢 鈍感さに埋もれる関係を嫌い 一人ぼっちになることを 当たり前に思い そのくせ孤独を持て余している 人と係わらぬことにより 独りよがりになることを恐れている 都会の喧騒を嫌い 静寂を愛す ただそれだけなのに のんびりと寛…

今ここに

百年たっても、言葉は残る 映像も残るはず ただし肉体は残らない 千年たっても、ある言葉は残る 映像も残るかもしれない 墓はすでに朽ち果てているだろう 一万年たって、残る言葉はあるか 原発は残っているか まだ戦争をしているか 宇宙に住むようになったか…

頂( いただき)

信じることの力強さ 愚直にも歩き続ければ いつかは見果てぬ頂に 立てると信じて

本音

あれはもう悪意のあるつぶやきだったのか 心の声を幻聴として聴いたのかはわからない どちらにしても相手は調子づいてしゃべっていた 悪意も親切心も感じながら傷ついていた 心をオブラートに包まずのやり取り 傷つかないふりをして そのくせ臆病になり人を…

月夜

月光は平和に地上を照らす 心のさざ波を一瞬忘れる 数日続いた辛さは 過去のものとなれ

富士山

遠くから見ているだけの富士山。 まるで月のように存在感を発揮する。 地上とはいえそこは別世界。 平地にいてどこまでも遠いそれを眺める不思議。 まだ登頂を果たさず。 七月になりさすがに雪は減った。

秘密

もしも願いが叶うなら 何を望むのだろう 終わってしまった過去を どうにかしたいと思っても きりがない 成し遂げることができなかった 多くの夢 夢破れても 夢と現実が程よく 覚めた眼で見渡せる ちょうど今なら 叶えたい願望を口に出すくらいの 贅沢はいい…

自分に還る

無理したり 浮ついたり 粋がったり 心にないこと言ったり どうしようもなく疲れる どうにかして自分に還る 落ち着く場所 心の中を覗ける場所 静かな場所 心をごまかす必要はなく ただ自分と向き合っている

深海魚

多くの嘘を見抜いてしまう眼。 闇を見すぎるのが怖くて 心に蓋をする内に 何が正しいこと 何が待ち望んでいること 何がやるべきことかを 見失ってしまう。 いつも心は平明であるとは限らない。 歪で 凸凹で 明るさを避け 時がただ過ぎるのを待っている。

感覚と経験

子供の頃味わった 数多くの新鮮な感覚。 その記憶だけは しっかり残っているのに その感覚を味わうことは もはやない。 たった一度だけの あるいは 限られた時間だけの経験。 置いてきぼりに された気になる。 どうやったって そこには戻れないから。

過去

楽しかった過去を思い出す 辛かった過去を思い出す 客観的事実なんてものは無く それぞれの出来事が断片として浮かび上がる 全ては終わってしまったこと 過去は変えられない 確かにこれだと取り出すこともできない 今の自分は過去の道のりの果てにあると 肯…

生活

手に入れたいものは何? 見たいものは何? 行きたいところはどこ? ぼんやりしていたら 通り過ぎても見過ごし 間に合わずに 何もかも失われてしまうだろう そんなこと言ったって あわててみたって どうしてもなんてものは 滅多にない 日々の疲れと 寒さや暑…

午前零時

やり残したことばかり 勝ち負けでいうと今日も負けた 何も事件は起こらなかった 平穏無事を祈ったから 余計な煩わしいことに 巻き込まれることはなく それはそれでいいのだけれど 残り時間がまた減った という悔恨に囚われる シンデレラでは無いけれど もう…

あの人は今

久しぶりに出会う 記憶の中は十年前やそれ以前 老けたよねと思っても お互い様だ 声には出さない あちこちにパラレルワールドがあり ひょっとして 十年前の世界だって 今現在実在しているのかも ああ、あの人は今頃どうしているだろう

空き地

いつもの通り道 久しぶりに通ると がらんとした空き地 濃厚な人の気配 しかし何もない ただの空き地 庭木や自転車や車や家屋なく そこにあるのはただの小石 当たり前は当たり前でなく ただの記憶となりはてた

生活

明るい日の下では 雲散霧消してしまう類の 憂鬱 明日になれば きっと積み重ねた 沢山の経験で 少しは楽になる 毎日の生活は 変わり映えのない繰り返し 季節が少しづつ変わっていくように 気が付けば遠いところに立っているのだろう 坂道を転げないように 足…