疑い

君の正しさと 僕の正しさは交わらない 相手を否定することでしか 自分の正しさは証明できないのだろうか 勝ちだ負けだと すべてを割り切ることはできない 本当の敵はどこにいるのか 敵を作ることでしか 団結はできないのか 相手を切り捨てることでしか 自分…

天気

暑い 寒い 快適な天候など ほとんど無く 雨が降れば濡れるし 晴れが続けば暑すぎる 季節外れの台風までもが やってくる 寒がりでも 暑がりでも無ければ 天気の急変を愉快がれる そろそろ雨に濡れると冷たい 感情が呼び起こされると言った いつまで強がること…

外界

深い森に迷い込めば 光は射さず 方向を見失う しばらく 時間が経つのを忘れ 彷徨ってみる いつだって 忘れていたことを 思い出しそうになるが そもそも なんでここにいるんだか ここは現実か 現実はどこにあるのか 人の声は聞こえず 内なる声に問いかける 君…

本当のこと

見たいものしか見ず 知りうる事実から目をそらし 笑うことによって そんなの関係ない そういう時代じゃないと 思い込むことによって 精神の安定を図っても 駄目だ、そんなの 本当のことが知りたい 同時代の歴史評価は分からないが 歴史から学ぶことはできる …

呪い

目に見えないもの しかしそこかしこにある 呪いをかけていないだろうか 呪いを受けることをしていないだろうか それは畏れといったもの 発した呪いの言葉は自分に降りかかる 畏れを無視した行いは呪いを生む 目に見えないけれど そこかしこにある 呪いは積み…

継続の力

少しづつ 少しづつ 前へ 先へ 希望の光は 届いている 諦めない きっと届く 手を伸ばす その先に 待ち受けるものへ

足したり引いたり

足していく 足せば足すほど埋もれる 引いていく 削れば削るほど浮かび上がる 足し算も引き算も必要だ 今は足すのがよいのか 引くのがよいのか 答えはないが 問いは常にある

どこへ行く

言葉が軽い 重すぎたら困るだろう 誰も言葉を発しなくなる 言葉を軽くすることばかりに 力を注いできた時代 無意味な言葉を並べ立て すべてのことを相対化し 笑い飛ばす しかし言葉にすがっていくことで 誰でも生きている 本能だけでは生きていけない あなた…

不眠

眠れない夜がある 気がかりなことが 繰り返し繰り返し脳裏に浮かぶ 泥舟が沈んでいく 坂道を転がり落ちていく 危ういバランスが崩れていく 老いの加速が重苦しい 不安ばかりが頭をもたげる 決して時計は見ない どうなるものでもないから ついには新聞配達の…

実りの秋

やがて来る秋 実りをもたらす秋 種を蒔き 心を込めて育てたか 蒔かない種は育たない いつまでたっても収穫はない 種を蒔き 心を込めて育てたならば 収穫の時期を待て 種を蒔いたことを忘れていないか 心を込めて育てたことを忘れていないか 後は愚直にただ待…

いいねを押して何かやったような気になった夜 ツイートにいいねがついたけどつながったのかな amazonもヤフオクも買いたいものは何もない そして夜は更けていく

秋の一日

絵に描いたような雲を見ていると この世では無いような思いにかられ ずっと見ていたくなるが ずっと見ているには 時間と場所と静かな心が必要 通勤途上ではそうもいかず それが叶うのはいつのことだろう 毎年咲く曼珠沙華 この日曜日には少し咲いていた 今日…

もう九月

たった少しの違いなのに 月をまたぐともう秋 夏のほとぼりを醒ますように 雨が降る 今日も降る 確実なものは何もない 言葉の確かさを求め 言葉の海をさすらうが 聞こえてくるのは秋の虫 生きている 今日も生きている

今日まで

格好つけたくないが 卑下もしたくない 若ぶりたくないが 老け込みたくもない あるがままでいたいなんて 傲慢なことは言えない 結局何がしたかったんだっけ 何かある 何もない その狭間で揺れ動き 生きてきた

今日

いつでも会えると 思っていたがそうではない 花は咲き そして枯れる 限りある命 今日できることをやったか 今日会うべき人に会ったか 花は咲き そして枯れる

牢獄

無味乾燥なコンクリートの塊。 空調が効いて快適だとはいえ 牢獄とどう違うのだろう。 逃げることは許されず 無数の見えないロープで 手足を縛り上げている。

世界

月に気持ちを仮託して 海に心を傾けて 山に勇気をもらう 小さな自分はない 大きな自分もない 世界に溶け込んでいる

焦らない

ずっと待っていた 焦らない 慌てない 時が来れば 果実は実る 時が来るのを待つ その時まで

きっと

いつかはそこへ行く あなたのところに会いに行く 笑い合う日が来ればいい いつもありがとう 本当にありがとう

午後二時のまどろみ

老いた猫のような 午後のまどろみ 平和そうな猫たちも 縄張り争いで 決死の闘いがあることを 知っている 飼い猫は闘いに敗れ 失血死してしまった 平和そうな午後 少しづつ崩れ 水面下で どれほどの血が流れ どれほどの冷酷 無関心に 世間は 覆い尽くされてい…

さようなら

月曜日なのに疲れ切っている 暑ければ暑い 寒ければ寒い いつも何かに追い立てられ 小突き回されているような いつか来る終わり サヨナラも告げずにさようなら 少しづつフェードアウト

まどろみから 半覚醒の状態で 一階に足音を聞く 家族の誰かが 夜更かししたかと 階下に降りてみれば 誰もいない 隣家の音か 耳が良すぎるのか 小人が踊っていたのか 霊が通りすぎたのか 本当のことはわからない

真理

一瞬だけ掴んだと思った 真理というようなもの あっという間に 遠ざかった あれは夢のようなもの 幻でもいい それだけが 生きてきた証だと 教えてくれたのだから

都会暮らし

都会暮らしに疲れ 日々の息抜きは 通勤帰りの 夜道の歩き 辛うじて 空を見上げて 息をついている 背伸びばかりは していられない シンプルに 生きたい 要らないものを 欲しがらないように 大事なものを 大事にし 見過ごさないように

心を殺さずに生きていけたらいいのに

いつの間にか消えてしまった夢 鈍感さに埋もれる関係を嫌い 一人ぼっちになることを 当たり前に思い そのくせ孤独を持て余している 人と係わらぬことにより 独りよがりになることを恐れている 都会の喧騒を嫌い 静寂を愛す ただそれだけなのに のんびりと寛…

今ここに

百年たっても、言葉は残る 映像も残るはず ただし肉体は残らない 千年たっても、ある言葉は残る 映像も残るかもしれない 墓はすでに朽ち果てているだろう 一万年たって、残る言葉はあるか 原発は残っているか まだ戦争をしているか 宇宙に住むようになったか…

頂( いただき)

信じることの力強さ 愚直にも歩き続ければ いつかは見果てぬ頂に 立てると信じて

本音

あれはもう悪意のあるつぶやきだったのか 心の声を幻聴として聴いたのかはわからない どちらにしても相手は調子づいてしゃべっていた 悪意も親切心も感じながら傷ついていた 心をオブラートに包まずのやり取り 傷つかないふりをして そのくせ臆病になり人を…

月夜

月光は平和に地上を照らす 心のさざ波を一瞬忘れる 数日続いた辛さは 過去のものとなれ

富士山

遠くから見ているだけの富士山。 まるで月のように存在感を発揮する。 地上とはいえそこは別世界。 平地にいてどこまでも遠いそれを眺める不思議。 まだ登頂を果たさず。 七月になりさすがに雪は減った。