2016-03-30 言葉 詩 言葉は、 音楽を聴いた時、突然どこかに誘われる。 言葉は、 自然に触れた時、軽やかに駆け巡る。 言葉は、 昔を思った時、多くのものを手繰り寄せようとする。 言葉は、 感情が波だった時、湧いてくる。 言葉を残したい、 でもすぐ自分の元を離れ、旅立ってしまう。 一生かけて、残る言葉は何だったのか。 残らなくても、生きてきた歴史で納得できるのか。 肉体は滅んでも、残す言葉はあるのか。 言葉に生かされ、 言葉に傷つき、 言葉を疑い、 言葉を友とする。 言葉を自分の元に引き寄せたい。 そして言葉に踊らず、言葉に寄り添いたい。