文集


若い頃の初心を綴った文集を読んだ。


青春を通りすぎ、若い頃の情熱を押し通すことはできなかった。
生活することは妥協の連続。
そしてずいぶん遠い場所に来た。
年老いた。体力も気力も失われた。

ただ若かった頃の情熱が懐かしい。
もう一度若くなっても、結局不器用にしか生きられないだろう。
過ぎてきた時間が愛おしい。