2016-05-09 青春時代 詩 何者かになろうとした。 喉の渇きにも似た渇望とあせりと戸惑い。 果てしなく続く堂々巡り。 格好つけたいけど金はない。 金を稼ぐと時間がない。 馴れ合いは嫌いだったが 遥かに多くの濃厚な付き合いがあった。 若さを無駄に浪費し 若さをもてあまし 早く年を取りたかった。 もう一度青春時代に戻りたいとは思わない。 もし若い頃の自分に声をかけることができるなら。 「思う存分生きろ」 後悔ではない。 ただ応援するだけ。 人は誰でも一度きりの人生を 生き抜いていくしかないのだから。