2017-01-01 長い冬 詩 今はまだ地に潜む。 暗闇の中で 次の季節を待っている。 ただ待つのでなく 胎動を感じている。 やがて時が来て 地表を突き破り 光を求めて 手を伸ばすだろう。 今はまだ地に潜む。 それはあきらめなんかじゃなく 時が来るのを待っているだけなんだ。 長い冬はただ眠っているのではない。 確実に来る春を我が手につかむため 多くの祈りを捧げている。 いくつもの願いを我が身に秘めて。