心を殺さずに生きていけたらいいのに
いつの間にか消えてしまった夢
鈍感さに埋もれる関係を嫌い
一人ぼっちになることを
当たり前に思い
そのくせ孤独を持て余している
人と係わらぬことにより
独りよがりになることを恐れている
都会の喧騒を嫌い
静寂を愛す
ただそれだけなのに
のんびりと寛ぐことができない
何が何だかわからぬうちに
もはや夕暮れ
何も成し遂げ得ぬことを
恐れている
闇に走り出したとて
何になるというのか
できるのは
ただ深い息をすることだけ