夜に

力を尽くした果ての
まるで徒労だったと思い知らされた夜は
さすがにそれ以上立ち向かう気力は無く
地に這う心地
夢だとか希望だとか
まだ将来を信じられるか
運命を信じられるか
生きてだらしなく
今日の所はその先の
明日を思うだけでも上等だ
何度も何度でも立ち上がってきた

ある思い

自分の言葉が

実は誰かの言葉の引き写しで

まるでオリジナルはない

という悪夢を見るというか感じる

確かに言葉は昔から使われて

故人や世間から習ったものばかり

自分が発する言葉、

実感から発する言葉も

社会から離れて存在しない

だから借り物の言葉という感覚は

ある意味、間違ってはいないのだけれど

表現する文が知らないうちに

まったく記憶の中にある文を

そのまま引用しているのではないかという畏れ

 

感性は人それぞれ、思考も重ならない

よって表現も個性を帯びて、自ずと人それぞれ

人の数だけ文章がある

それはさんざん思ってきたことだけど

文章を書くときに

自分の考えを書くというより

なぜか誰かに書かされるように

不思議にすっと文章が流れてくる時がある

それを素直に受け取っているのだけれど

それのどこまでが自分でどこまでが△△なのだろう

この△△に当たる言葉が知りたい

 

 

 

ある痛み

痛みの元は無くなった

誰にも知られること無く

自分だけが知っている

長い間煩わされていた

しばしの開放感はあるのだが

必要あっての痛みの元

ぽっかり空いた穴は

再び埋まることはない

この欠落はまた自分だけが

引き受けなければならぬのだ

どこへ

ぬるいままの
鋭くもなく
あいまいで
事無かれ主義
誤魔化し続けて
いったいどこに
たどり着こうというのか
再び立ち上がったものの
どこまて闘える?
運命というものがあるのなら
乗り越えるのか
あらがうのか
従うのか
とにかくも
前を見据えている