2021-03-26 混沌 詩 日々言葉は枯れ 感覚は鈍り 何故にという問いに あまりにも自然から離れ また老いゆく我が身ゆえにと 思うけれど 取り戻せるのか 元の位置はどこなのか そこからはあまりにも遠い
2021-03-20 洗濯物 詩 天気予報は曇りで でも朝から霧雨で 昼から明るくなったので 室内干しの洗濯物を外に出した また空はどんより暗くなり 少しの風に洗濯物が揺れている もう少しは風に当てておく
2021-02-28 空白 詩 肝心なことが まだ残っている気がするのだが コロナ禍や政治的混乱や あるのかないのか 来たる東京オリンピックやらで すっかり思考停止 なるようにしかならないのだが この空白は確かに空白として 日々心に刻みつけている あるいは刻みつけられている
2021-02-17 糸 詩 細い糸でつながっている僕ら 風に吹かれたり 自らの重さに耐えかねたり ちょっとしたことで 糸は切れてしまうかもしれない今はまだつながっている意味を どれだけ理解できているか 本当にはわかっていないただ細い糸でもつながっている その糸は光り輝いて見えている