2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

一匹の蝶

眠い時にはあっさり寝るのがよい。 あきらめではない。 希望の朝を迎えるために。 平穏な日々。 大事にしたい。一匹の蝶の羽音が世界を変えるかもしれない。 手応えのない外界とのつながりも 信じることができれば 強い力を持っている。すべては信じることか…

詩の効用

言葉にならない言葉が 詩という形で言葉になる。 形になることでモヤモヤが少し晴れる。 相性のよい詩なら世界が広がる。 自分の心の貧しさを知る。 危うさを知る。 限界を知る。 だからこそ希望を見る。

途方に暮れて

服を着替えるように過去を脱ぎ捨てる。 予定調和の嫌らしさ。 そうやってこだわり続けたことは こだわる価値があったのだろうか。 もはや意地を張りつづける元気も気力もない。 うっかりしているうちに時代は大きく変わっていた。もう君はずっと先に行ってし…

自分で鳴ることはない。 誰かが鳴らすのを待っている。 心の中に持っている大きな鐘は いつか鳴るのだろうか。 今日も静かに納まっているまま。

ある晴れた日に

ぽっかりと晴れた日。 強い風が吹くけれど冷たくない。 今が秋だったか春だったか季節を忘れてしまいそうだ。 気分の良いのどかな日は一年のうち何日あるのか。 数えてみたら案外少ないのかもしれない。 もうすぐ来る冬。 気温は一進一退で気まぐれ。 真冬に…

ロックオン

電車の中できれいな脚に見とれていた。 自覚的なのだろうか。 脚の揃え方、足の角度が決まっている。 いつも脚など気にならないのに 不思議に視覚を奪われた。 心が囚われ不躾な視線を浴びせてしまう。

生々流転

あなたが重ねてきた歳月。 わたしもまた積み重ねた。 多くのことは徒労に思えた。 どこか遠い場所の遠い世界。 どこまで行っても空振りで 掴んだと思ったらすり抜ける。 長い年月のうちに現実とは 一瞬の様相でしかないことを知る。

穴を掘る

文字通り穴を掘った。 腰までの深さ。 掘った土を外に盛ると 土は胸の高さまで。 スコップで掘ると体力を使う。 いつもは使わない筋肉を使う。 少し掘っては休み掘っては休みを繰り返す。 地面の下は土なんだねとか思いながら。 ある日の農作業。

長い冬の始まり

電気マットを敷いた。 長い冬の始まり。 まだ秋だけど心に冬のスイッチが入った。 冬に負けないように 野菜たっぷりの鍋を食べたり カイロを腰に貼ったり。 長い冬に負けないように りんごを毎日食べたり。 年明けて三月いっぱいまで 冬をやり過ごすのに精一…

初老の男

こっち側あっち側と綱引きをする。 遠く感じられたあっち側が気がつけば親しいものになっていた。 足取り重くよろける。 顔に貼りついた疲れは取れない。 何歳まで生きるつもりだ。 自分で思っているほど若くないぞ。 いやそんなことは十分わかっている。 若…

少しづつ

散髪をした。 献血をしようとしてまだしていない。 帰りがけ図書館で詩集を借りた。 まだ通りの並木は色づいていない。 変わりばえの無い日常も少しづつ変わる。 成りたい自分に変われるのか。 日々の積み重ね。 いきなりは無理でも少しづつ変わるだろう。 …

ある日の消費活動

book offに行った。 いっぱい本はあったが買いたいものはなかった。 無理に買っても結局読まないのでそれなら買わない方がよい。 同じビルにダイソーがある。 欲しいものを探そうと思ったが急いで必要ではないので止めた。 同じ駅の近くのビルの図書館に行っ…

秋の雨

降りしきる雨。 体を縮こまらせる冬が来る前に 夏の容赦ない太陽を浴びた この体を休ませよう。実りの秋に思い知らされる。 蒔かなかった種は何も産み出さない。 やがて来る冬に積み重ねる思い。今はつかの間の休息。

夏から秋へ

十月なのに夏日が続き秋らしくない 曼珠沙華や金木犀が咲き 銀杏が銀杏並木から落ちてくる 確実に季節は移り変わっている 未だに居残り続ける夏 今年ほど夏が好ましく思ったことはなかった 夏には夏のありがたさがあるのを知るとは 人生をいったい何年やって…

ある日の日常

昨夜寝床で音楽を聴いて夜更かし。 今朝めざめてすぐ、足がふらつく。 体調管理が大事。 今夜風呂に入ろうとパンツを脱ぐ。 湯船に湯が入っていない。 面倒なので湯を貯めながら入る。 幸い日中三十度を超える天気だったので湯が沸くのが速い。 家に風呂があ…