2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

あなたに

少しも言葉を大事にしてこなかったのに あわてて今でもまだ間に合うかと 言葉にすがりつく 言葉は裏切る 裏切られる 言葉は騙す 騙される 言葉は浅く また深い 納得できる言葉が見つかるまで 軽々しく言葉を発したくなかった 取り繕うための言葉を発したくな…

ことば

言葉にしないと伝わらない そこまでしなくてもよくて そこまでしたくなくて そこまでしなくても伝わらなきゃどうしようもなくて 言葉だけで伝わるものなんて頼りなくて 言葉だけじゃ伝わらなくて 言葉だけで誤魔化したくなくて 言葉を呑みこんで 木偶の坊み…

秋の長雨

夜通し降る雨は子守唄 そして激しい雨は不安にさせる 川が溢れる 電車が止まる 傘を差しても全身が濡れる 深々と降る雨は夏の身体の火照りを醒ます 小雨なら傘も差さずに歩く 止まない雨に湿気を含み空気が重い 降り続く雨に秋をそして冬を思う 天気は天気次…

とりとめもなく

多くの物に囲まれて 多くの人の中に群れて 明日はこの仕事が続くのだろうかという不安に 時として襲われ 要るもの要らないものの判断が怖く先延ばし 明晰な頭がほしい できないことはできない できることしかできない 時間との闘いには結局勝つことはできな…

夏と冬

季節は巡る。 夏と冬で考えていることが全然違う。 季節が思考に与える影響は多大だ。 開放的で気楽な夏と堅実で謙虚な冬。 どれが本当の自分かと思うけどどれも自分で ただ季節がどれに光を当てているかの違いだろう。 そして確固な自分などあろうはずなく …

時代

格好いいと思っていることが反転して超ダサくなる。 超先端が陳腐な技術。 勝ち馬が負け犬へ。 時代を通り過ぎてみれば当時の熱狂がわからなくなる。 今を疑え。 常識を疑え。 時代ととも価値観は移ろう。 流行を追いかけて生きている意味を掴まえようとする…

言葉に想う

言葉だけで考えているのかとふと思う。 疲れ切って頭の中が空っぽで何も言葉が出てこない。 言語化が難しいことをなんとか形にしようとする。 考えていないなんてありえないはずで ただ条件反射で生きていけるはずもない。 感情、因果応報、生存、未来、資本…

少しづつ秋

日曜日、草刈りをしたばかりの土手に曼珠沙華が咲いていた。 いくつかの台風と秋の長雨。 いつのまにかセミの鳴き声が聞こえなくなった。 そして外を出歩く人の半袖姿が減ってきた。 夕暮れが日ごとに早くなる。 夜風が少し涼しくなり、しんみりと秋の虫の鳴…

疲れ

始発電車に行列を並んで争って着席をするほど疲れていない。 でも電車で三十分あまり立ち続けるのもしゃくで 結局争うように着席。 このいつまでたっても拭えない疲れは心の疲れか 体の疲れか。 わからないまま何年も過ぎ 痛みのために だるさのために 薬を…

無力感

長く続けたことが得意になるどころかカオス状態になるばかり。 状況はますます混沌とし見通しは立たない。 環境のせいにしたところでもはや逃げ場なんてありもしない。 進むのがいいのか諦めるのがいいのかそれすら分かりはしない。 無限の宇宙無限の時間の…

生きる

無理は続かない。 石を抱いてどうして泳げようか? 重荷を背負ってどうして羽ばたけようか? 宇宙には道理あり 究極にはすべてにつじつまは合う。 いつか振り返る時 愚かな誤りを繰り返さないよう かといって 失敗を恐れて挑戦しないことがないよう しなやか…

希望

投げやりにならず どうせ通じないとあきらめず 確かなものなど無いと空虚感に支配されず いつまでも生きているつもりで先延ばしにせず 笑いたい時には笑い泣きたい時には泣き 人が泣いている時は寄り添い 自身の心と体を丁寧に扱い やり残したことが無いよう…

言葉

どこかで聞いたような言葉を書き連ねる。 だれかの思考をなぞっている。 当たり前すぎる挨拶を交わしている。 誰もそれ以上のことを望んでいない。 時間がたちすべてのことは風化する。 生きていたこと 悲しんだこと 苦しんだこと 笑ったこと 思い出だけが残…

残暑

空には雄大な入道雲。 ちょっと得した気分。 残暑が厳しく いつまでも夏が 居座り続けているような気がするが 季節は確かに移ろいゆく。 これから一週間ごとに 季節が秋に変わっていくことを 実感するのだろう。 それにしても暑い。

一日の終わり

目が霞む。 老化現象なのか? 過労なのか? 一日が終わる頃には まともに見えやしない。 目薬はもう何年も使っていない。 瞼がひどくかぶれたことがあったから。目の疲れも頭の疲れも体の疲れも 取れやしない。 騙し騙し生きていくんだ。 行き着く先まで。

先延ばし

心が縛られどこにも行けない。 会社には行き畑には行き買い物には行く。 ライブにも行くようになった。 引きこもりでは無いだろう。 でもブレーキがかかり自在とは言いがたい。 この心のこわばりは何なんだろう。 言い訳つけて先延ばしするほどに 人生の持ち…

二十三時五十五分

今日も暑くすっかりばて気味。 先週残った気がかりだった仕事もなんとか解決。 喜んでいいのか。 ( 集中力あればもっと早く終わっている。 ) もうすぐ日付が変わる。 今日は終わり。 現状認識が問題だ。 いつも。 ピントがずれまくり。 それでも生きて行か…

始まりと終わり

一生懸命頑張った。 思ったような結果は出なかった。 執着し続けるから辛いんだ。 諦めたら楽になれる。 それでいいのか。 答えはもう出ている。 始まりがあればかならず終わりはある。 それでいいんだ。 勝ち続けることはできない。 でも生きているだけで勝…

間に合わせ

何が正しいかわからなくて 何が卑怯でないかわからなくて どうやったら生き延びられるかわからなくて やみくもにころびつづけて 傷ついた分だけ強くなれると信じて でも傷ついた分だけ臆病になって いつの間にか間に合わせだけで生きるようになって それでも…

こだま

子供たちと登山。 谷の向こうの杉林には森林作業員の人達がいた。 谷の向こうにヤッホウと声を出すとこだまが返る。 こだまと共に森林作業員の人達の声も返る。 子供たちと大笑い。