2016-02-22 なぜ 詩 山道を歩いていたら、紫色の蝶が戯れていた。 それはまるであなたのドレス姿で舞う姿。 一年前に出逢い、側で会話し、写真も撮った。 それは確かに現実なのだが、何もわかっていなかった。 ある日、共通の知人にあなたの死を知らされた。 突然断ち切られた時の流れ。 なぜを繰り返しても、時は戻らない。 振り返っても何もわからない。 追いかけようとしても手の伸ばしようのない心細さ。 あなたは現実に何を見て、何をあきらめたのか。 時はたち、記憶の中のあなたは若いまま。 あなたのちょっと現実離れした姿。 さよならも言わず、、、