教室で提出した詩を先生に講評していただきました。
手書きで書きなぐったようなそれ。勢いで書いて、推敲もその場で条件反射的にしかできていない。例えば会話だと推敲したくても、流れがあるから立ち止まって深くは言葉を練ることができない。自分にとってはそれに似ていて深く考え込むと口ごもってしまい、いつまで経っても言葉は出てこなくなる。いきおい衝動的に出てくる言葉を捉えて、表に出す。そこには自分なりのフィルターがかかっている。いかに効果的に言葉を発するか、それ以前に自己の、世界の根源を掴み取りたい。推敲することと詩の勢いといったものを両立させることが課題だ。
それにしても言葉は難しい。広がりを持たせたいが空虚になりたくない。希望を歌いたいが騙されるなと冷水を浴びせたい。多くの矛盾に悩みながら生きていることが詩そのもの。人は詩の塊を胸に抱えて生きているのです。