気持ち

揺れ動く気持ち このままじゃいけない このままでいい 生き物だから移り変わる 自分だけに 閉じこもる気もないけれど 果たして開かれているのか 心は外に 開かない心は つながらない つながらないままで 恨んでも 一体何に対して

美しいもの

美しいものを美しいと言う 美しいとはなんだろうか 調和が取れている 気品がある 気高い 容易に崩れない力強さがある 生命力に溢れている ものはみな時を経て崩壊する 時は流れそこにとどまることはない つかの間の繁栄であることを知っている それが故に今…

無くしたもの

窮屈な靴を脱ぎ捨てて 窮屈な服も脱ぎ捨てて ただこの肉体は脱ぎ捨てられない 感性が鈍り どうしようもなく嫌悪感を抱くことが無くなった 耐性ができたのか 鈍感力か 世間と自分の間に横たわる どうしようもない違和感も 取り立てて騒ぎ立てるほどのことはな…

音と静寂

賑やかな音の連なりは 隙間を埋めるように 静寂を嫌い 空間を埋め尽くす しかし音が途切れた 僅かな時間に 多くの物語の時間が流れる

その先へ

諦めていたこと 投げやりにしていたこと 先延ばしにしていたこと ひとつづづ潰していく 過ぎてしまった時間は取り戻せない 疎遠になった人たちの仲は取り戻せない どこまでも 自分の可能性を 見切ったことで 肩の荷が降りたのか 自意識を大事に守り育てても …

春の雨

雪を溶かす雨 雪などどこにもないけれど 確かに雨は雪を溶かすだろう 雨の音は春を告げる 乾いた大地に沁み渡る 長い冬と別れを告げる準備はできたか それともまだ長い眠りを貪るか 雨の音は語りかける 春はそこまで来ていると

砂時計

箱で買ったじゃがいも 2月も末となり芽がたくさん出る 箱で買った伊予柑 乾燥し果実は瑞々しさを失った 長い冬を経るうちに これが無くなるころ冬が終わる 砂時計なようなもの もはや残りも少なくなった

nobody

何者かになりたかった どこまで行っても 自分から抜け出せることはなく アクセルを踏む勇気を持たず 後ずさりをする 平凡に生きることすら 難しい これでいいのか 人生というステージに立てたのか 立てなかったのか 闘いは始まったのか 始めないまま終わった…

輝き

一人の若い女性が 彗星のように輝き 暗闇へと消えていった 彼女の輝きは 人々の記憶に残る 遺された者たちは 短い彼女の生涯に涙する 別れはいつだってあるし 予期せぬ出来事もいつだってある ああそれにしても 亡くしてわかる 生の輝き もう一度会いたい 叶…

望み

日々の仕事 生活に追われ 頭の中が空っぽになることを恐れる。 やりたいこと買いたいこと 何かないかと思い浮かべる。 本当にやりたいことはわかっている それが簡単にできないことも。 言い訳ばかりで時間切れ 本当にそれを望んでいたのだろうか。

めまい

通り過ぎるまち 通り過ぎるヒト 通り過ぎる季節 置き去りにするのか されるのか 空っぽな心に 隙間風が吹く様だ 手応えなく 記憶を探ってみたけれど なんてあやふやな 輪郭を掴むことはできず どうやって 大地に立てばいいんだと めまいがするばかり

いつか

大事なものは手放してはいけない そしてまた 手放したものが 忘れたころに自分のもとに戻ってくる どうかそれに 気づきますように

通り過ぎる風景

いつまでたっても ただ通り過ぎる風景 そんなものにしかならなかった なつかしい風景 ただ思い出の中にある 目指す場所はそこでもない いつか辿りつけるのだろうか 目指す場所というものへ

呪い

収穫するキャベツの重み 振るう鍬の重み 積み重なった書籍の重み 手放す 手放すことにより 身体は軽やかさを取り戻す 重い荷物は心身に負荷をかけ その重みにより 生を実感させるが もはや地に縛り付けられることから 逃れたい 離れることにより 飛び立つこ…

すっぱいブドウ

逃げてきたことはないかと考える。 肩の力が抜けて こだわりもなくなってきたけど まだ「 すっぱいブドウ」がありそうだ。 なにもかもできるわけではないが ( 時間もなく、金もなく) 何が「 すっぱいブドウ」 だったかは はっきりさせたい。 だって悔しい…

日々

燃え尽きるまで力を使い果たす。 それができる環境で幸せな反面、 何をやっているんだろうと茫然自失。 アクセルを踏み込むには 勇気がいる。 無謀ではないかと 自問自答もする日々。

毎日

取るに足らない なんてことはなく 今日初めて会った人が 誰と似ているとか 小鳥が枝に留まって 鳴いていたとか 食欲ありすぎて ご飯がおいしいとか 生きている 大事な日々

冬そして春

寒さに凛として 立ち向かえるのなら 冬もまた良し。 吹き付ける風に 負けない希望があると 胸を張って歩けるのなら。 まだ春は遠い。 葉を落とした木々は ひそかに蕾を抱いている。 少しづつ見える春の兆し。 あなたに春は 見えているでしょうか。

寒風

寒い風が吹き 首が縮こまる 最高気温十度なら 日向は暖かいが 最高気温五度では お日様出ていても寒い こんな気温でも ずっと続けば 慣れるだろう 日の傾きは低く 眼に直接飛び込む 光が眩しい

退屈

退屈を 退屈のまま 抱えて 大事に温めて 大きなあくび それだけのことが なんて大事な事か

天井

天井を眺めて ぼんやりする なんていう ぜいたくな時間を 持てなくなった 何かしていないと いけないんじゃないか という強迫観念 追い立てられていた方が 無用な悩みを 忘れていられる という悲しい思い込み あーあ天井には 数々の思い出 同じ天井では ない…

どうか

溺れてしまいそうなら 逃げることを考えてほしい もう駄目だと思ったら 肩の荷を下ろしてほしい 毎日辛いことばかりだったら やりたかったことを思い出してほしい 息ができそうにもないと感じたら 深呼吸をして肩の力を抜いてほしい 眠いのなら 何よりも先に…

今日

今日で人生が終わっても 明日はそれを残念だと 感じる自分はいない 今日は一日、できることはやった。 やらなくていいことはやらなかった。 今日は今日 明日は明日。 一日は終わり。

十年前

もう若くないとわかっていたが 通りすぎてわかる 十年前は十分若かった 時々思い出す 一昔前のことを あるものは成長し成熟し あるものは衰え消滅する 急流に押し流されず なんとか踏みとどまる 十年経てば環境は変わる 世の中も変わる 古い友達との距離はへ…

破綻

投げやりな細部を積み重ね あやふやな土台の上に立っている 少しづつでもプラスなら 浮かび上がるが 実は空気が漏れている方が多い 泥船のように沈み込む 綻びは見えているのに パニックを避けて 騒がない 驚かない 気がつかないふりをする 世間がみなそうだ…

繰り返し

捜してみる 試してみる 確かめる 熱中する くたびれる 退屈する 興味を失う 手放す などの 繰り返し 心は移ろう 産まれ 生き 死にゆく 肉体と共に

長い冬

今はまだ地に潜む。 暗闇の中で 次の季節を待っている。 ただ待つのでなく 胎動を感じている。 やがて時が来て 地表を突き破り 光を求めて 手を伸ばすだろう。 今はまだ地に潜む。 それはあきらめなんかじゃなく 時が来るのを待っているだけなんだ。 長い冬…

大晦日

山の無い街に住み 山を思う 雪の無い街に住み 雪を思う 父母(ちちはは)のいない街に住み 父母を思う 今日は大晦日

詩とは何か

照れ臭くてとても言えないことを 自分から少し離れた場所にいる もう一人の自分が語っている。自分であり自分でない不思議な存在。 すでに言葉はそこにあり それを引き出すだけ。遠い過去も いつか訪れるだろう未来も 時空を超えてひとつになっている。言葉…

一年の終わりに

カレンダーをめくり続け もう次の月の分の紙はない。 あまりのあっけ無さに めまいがするほど。カレンダーを何回、何十回とめくり そして取り替えたら人生は終わり。 終わるからこそ 先が見えるからこそ やっていられることもある。なんだかんだで一年が終わ…

大事なものは

写真に撮れば その行為により消えてしまいそうなもの。 言葉にしてしまえば そのことにより取り逃がしてしまいそうなもの。 本当に大事なものは 胸の内で 温め続けて ずっと思っている。 写真に撮る。 詩を書く。 その本質にはずっと届かない。 届かないから…

自分の命 今の命

人の美しさをうらやんでも意味はなく 人の持ち物の多さをうらやんでも意味はなく ただ自分の命を生きよ 過去の過ちを悩んでも 人生の残り時間を思い悩んでも そのことに深い意味はなく 今の命を活かすことを まず考えよ というようなことが 寒い冬の夜 風呂…

夢破れても

不可能を可能にしようとする 無謀なあなたの企ては あまりに大きな野望。 そうだとしても 挑戦は生きている証し。 たとえ燃え尽きるとしても 恐れず挑む姿は美しい。 叶わぬ夢だってあった。 いつの間にか叶ってしまった夢もあった。 いくつかの夢を重ねて生…

ギアチェンジ

いつの間にか急勾配の坂道。 あるいは馬力が落ちている。 気合いを入れるより ギアチェンジをすべきなのに 現状認識が歪んでいる。 いつも現状認識が問題だ。 そのままだと膝を壊す。 体が持たない。 全てを投げ出してしまう前に ギアチェンジ! こうありたい…

始まりと終わり

無口な君の隣に座った。無口なゆえに逆に多くを語っていた。言葉に頼らず、自身を語っていたから。無口すぎて、その声音さえ忘れてしまった。 君の瞳を見れば紛うことはない。瞳の輝きは消えてはいないだろうか。あまりにも多く隔たった時間と空間。遠い時空…

過去

体育館の外の渡り廊下から虚しく見上げた青空。なぜここにいるのか。何をしているのか。 プールに聞こえる歓声。ちっとも楽しくなんてなかった。笑顔は失われ暗い眼をしていた。明るい未来を信じていたのか。逃げ出すことばかり上手になって悲しいまでに遠く…

記念植樹

六歳の時植えた杉の木は 今日も生家を見下ろして立っているだろう。 晴れた日は光を浴びて 雨の日は雫に濡れて 月夜に照らされて 星空に枝を伸ばして。 風雪に耐え生き延びた。 ぼくも何とか生きているよ。 なんだか切ない。

記憶

一日がかりで 昨年別れた人たちの 名を思い出した。 もはや会うことはないし 連絡も取らないが 名さえ忘れてしまうのは 悲しい。 顔もエピソードも 覚えているのに 名前だけ消えてしまう。 苗字は思い出したが フルネームはやはり出てこない。 明日も記憶を…

半月

月夜で明るく 星が良く見えない。 少しづつ寒さに慣れ 風邪をひく気がしない 今日この頃。 健康なのは何よりありがたい。 今朝は霜が降りていた。 初氷はもうすぐか。 毎日新聞2016年1月13日 10時31分 毎日新聞2016年1月13日 10時31分 毎日新聞2016年1月13日…

北風

メモをしないから 忘れてしまったけど 毎日ひとつづつくらいの 詩は頭に浮かぶ。 大したことない毎日の 大したことのない事柄。 毎日積み重ねて日は過ぎていく。 今夜は北風が冷たく オリオン座を見ながら 帰ってきた。

負け戦

希望も絶望も頭の中。 しかし胸を張って 戦い続けてきたかというと 心もとない。 心は虚しく ある時は逃げ ある時はジグザグに進み ある時は地に這って耐えるのみだった。 生きているだけで 儲けもの。 勝ち続けることはできないが 負け続けることもない。 …

多くの詩が産まれた。 浮いた言葉は浮かばず 地を這いずり廻る言葉にこだわるばかり。 夢や希望を歌いたい。 誤解を怖れず歌いたい。 恥を忘れず歌いたい。 あなたのそばで歌いたい。 いつか花は咲くのだと。

許し

自分を許さなければ いつまでたっても 針のむしろを歩いているようなものだろう。 いま生きていることを大事にしたい。 いまを大事にできなければ こうありたいと願う未来はない。

無意識

駅前の田が潰れて スーパーができた。 交差点そばにあった畑が潰れて 飲食店ができた。 駅そばにあった畑が潰れて マンションができた。 近所にあった畑が潰れて 駐車場ができた。 経済原理のままに。 都市化が進み 多くの田畑は失われ 土の上は アスファル…

夢を見たい

温度を上げていくと液体が ある時気体に変わる。 さなぎを脱皮して蝶に変わる。 長い冬を経て 蕾が開き花が咲く。 いつか花が咲く夢を見たい。 ずっと地に伏せているようでも いつの日か花は咲くだろう。

あなたのこと

悲鳴を聞いた。 心の闇を見た。 どこに落としどころがあるのか。 時は過ぎていく。 あったことも 想像だけで起きなかったことも 挑戦せずに終わったことも 心を閉ざして 平穏無事を願ったことも 全て時に押し流される。 少しだけしかかかわりのなかった あな…

欠落

別れはいつも突然やってくる なぜあなたの不在が こんなにも苦しくさせるのか あなたの死について 悩んだってどうしようもない なのに落ち着かない やりきれない 残された文章に意味を探す

迷い

恥多い人生。 迷いさまよい 辿りつく先は一体どこ。 恰好つけようもなく 平凡でありたかったのか 平凡を嫌っていたのか それもわからないほど 日々を殺して生きてきた。 文字を綴ることさえ てらいになることを嫌い 日常を描くこと以外 ずっと書くことはでき…

回り道 迷い道

近道の雑踏が嫌いで 回り道をする。 近道が退屈で わざと迷い道をする。 どれだけ多くの回り道をしたことだろう。 どれだけ多くの迷道をしたことだろう。 電車がターミナル駅に着くと 階段に人が殺到する。 慌てずやり過ごし 人がいなくなった階段を登る。 …

リアル

天気予報が外れ雨に濡れて帰る。 自然の確かさ、 雨が降れば濡れる。 どんな言葉なんかより雨の方がリアルだった。 ブログの言葉は上滑りしている。 時に何も響かないし 上ずっている。 気持ちに頭が追い付くまで 沈殿していた方がよさそうだ。