道路のすぐそばに、植えられた杉林。 幼樹のうちはきままに育った。 成長につれ枝葉を伸ばす余地がなく、下葉は白く枯れた。 すぐ隣の樹が邪魔をして、十分な光が当たることがない。 まっすぐ上にだけ伸びて光を求める。 間伐のコストが合わず、放置されたま…
三月の一日一日が過ぎていく。 別れが辛すぎて時が止まればいいと思った。 それはかなわぬ夢。 こだわる気持ちに関わりなく何気なく過ぎていく日常。 毎日聞こえるカウントダウン。 過ぎてしまえばその日々さえも遠い幻のような覚束なさ。 記憶すらも妖しく…
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