2018-06-16 東京 詩 長年住んだ東京 あちこち働いた あまり観光はしていない 働く場所だから 人混みは嫌い イベントがあると 目的地と自宅と 最短距離で最短時間で 帰ってしまう 山の上から見た 東京は 晴れているのに 曇ったガスで 覆われている 嫌いと言いながら 住み続けている 仕事があるから 会いたい人がいるから まだこの先も住むだろう やり残したことがあるから まだこの先も住むだろう 東京 東京 何もあり 何もない街 東京 何も残らないのが ちょうどいい具合