僕と君

ぬるい風が吹いている

今日は雨でも

日照りでも無かった

蒸し暑さはエアコンの

冷気で打ち消された

 

僕は君でなく

君は僕でない

お互いに持たないものを

羨んでも仕方がない

自分の持つ物のありがたさを

わかっているだろうか

きっとわからないだろう

わかりあえなさは

そのままにしておいて

わかったふりはしたくない