残暑

いつまで暑いのだと

悲鳴を上げながらも

ちょうどいい気候など 

数えるほどで

暑いがすぎれば 

今度は寒いに文句をつける 

夏の暑さもそれほど 

悪いものではなかったと 

体の奥に刻みつける 

年輪のように