2017-09-25 不眠 詩 眠れない夜がある 気がかりなことが 繰り返し繰り返し脳裏に浮かぶ 泥舟が沈んでいく 坂道を転がり落ちていく 危ういバランスが崩れていく 老いの加速が重苦しい 不安ばかりが頭をもたげる 決して時計は見ない どうなるものでもないから ついには新聞配達の音を聴く こういう日もあるさ やっと一眠りだけできて アラーム音を聴く朝