2016-01-01から1年間の記事一覧

二十三時五十五分

今日も暑くすっかりばて気味。 先週残った気がかりだった仕事もなんとか解決。 喜んでいいのか。 ( 集中力あればもっと早く終わっている。 ) もうすぐ日付が変わる。 今日は終わり。 現状認識が問題だ。 いつも。 ピントがずれまくり。 それでも生きて行か…

始まりと終わり

一生懸命頑張った。 思ったような結果は出なかった。 執着し続けるから辛いんだ。 諦めたら楽になれる。 それでいいのか。 答えはもう出ている。 始まりがあればかならず終わりはある。 それでいいんだ。 勝ち続けることはできない。 でも生きているだけで勝…

間に合わせ

何が正しいかわからなくて 何が卑怯でないかわからなくて どうやったら生き延びられるかわからなくて やみくもにころびつづけて 傷ついた分だけ強くなれると信じて でも傷ついた分だけ臆病になって いつの間にか間に合わせだけで生きるようになって それでも…

こだま

子供たちと登山。 谷の向こうの杉林には森林作業員の人達がいた。 谷の向こうにヤッホウと声を出すとこだまが返る。 こだまと共に森林作業員の人達の声も返る。 子供たちと大笑い。

野菜栽培

種をまいた。 芽が出るのにやきもきしたが芽が出るのは種自体の力。 水をまいて芽が出るのを待つのみ。 ツルが伸びた。 もっと大きくなれと願ったが日が経たないと育たない。 風が吹いた。 葉はちぎれ、枝も折れた。 自然の力には勝てない。 虫が葉をかじっ…

失われたもの

目の輝き。 沸き立つ好奇心。 肌の艶。 フサフサとした豊かな黒髪。 怒り、喜び、妬み、憧れ、多くの感情。 生々しい五感の感覚。 いつかは届くと信じた進むべき道の先。 多くのものは失われた。 故郷は遠く、思い出から遠ざかるばかり。 先に進むことだけを…

痛み

指先にできた切り傷 何日も経ったのに痛みがいつまでも取れない 膿んでもいないのに 歯茎の腫れ もう何週間も経つのにまだ痛い 肩がこるから歯茎が腫れるのか 歯茎が腫れるから肩がこるのか 中指にできたささくれ ペンが普通に握れない 思い切って皮をはぐに…

夕暮れ

セミの亡骸が無造作に転がる。 樹上からはセミの鳴き声が降り注ぐ。 もうしばらくの夏。 永遠の夏なんてないのに 時間が止まったように覆いかぶさる。 激しく燃え灰になるように 命が萌える。 にわか雨が降った後の青空。 あなたも見ただろうか。 何処へ行く…

宇宙に音はないという 振動を伝える空気がない ならばロックは成立しないね 会話もできないね 心を煩わされる音に悩まされないね 音を消してyoutubeを見ていることがある 音を消していると見えてくるものがある それだけ音に誤魔化されることがあるんだ 映画…

ローリスク・ローリターン

ぬるま湯に浸っているうちに とりかえしのつかない場所に来ている 世の中は大きく変わる ローリスク・ローリターンで生き抜くはずが いつの間にかハイリスク・ローリターン 『 狭い門より入れ。 』 滅びに至る道は多数が通るから避けられるとは限らない レー…

月と太陽

陰と陽 影と光 夜を支配する者と昼を支配する者 世界は半分づつでできている 月には太陽の気持ちはわからず 太陽は月の気持ちはわからない 圧倒的な太陽の存在 ともすれば忘れ去られそうな月の存在 しかしわからなくてもお互いを必要としている 光が強ければ…

気持ち

どうしても言いたいことないなら、 言わなきゃいいのに。 どうしても書きたいことないのなら、 書かなきゃいいのに。 どうしても行きたいところがないのなら、 出掛けなきゃいいのに。 どうしても買いたいものがないのなら、 買わなきゃいいのに。 なのに、…

大人になったら分かるから

母を困らせる質問の答えはこれだった。 あれから歳月は経ち大人になったぼくは その問いが何だったかを忘れている。 母よ、ぼくは何を問いかけていたのか。 問いを忘れたまま答えは手にしたのだろうか。 大人になって無くしたもの、手に入れたもの。 子供の…

何度でも

永遠なんて無い。 この体は滅んでいくばかり。 空間を切り開くリズム。 音楽もまたその場で生まれ余韻を残して消滅する。 たとえ録画した映像が残ったとしてもそれは過去の残像。 永遠なんて無い。 何度も何度も生きていることを試すかのように繰り返す。 す…

旬(しゅん)

ああ誰にでも旬の時期はあったよね。 燻った人生にも輝ける時間はあった。 その真っ只中は気づきもせずに駆け抜けてきたけど。 誰もが通り過ぎる青春の門。 不細工で向こう見ずで、それでいて臆病で。 通り過ぎて初めてわかる過ぎ去った時間の価値。 共に過…

どしゃ降りの雨

黒い雲と電車は並走する。 電車が最寄駅に着くとたちまちどしゃ降り。 駅ビルの百円ショップで傘を買う人。 自分は折り畳み傘を持っていた。 足元を濡らしたくないので駅ビルでずっと雨宿り。 止まない雨はない。 だが三十分待っても激しい雨。 諦めて歩き出…

爽やかな朝

ちょっとした余裕で家を出た。 少し歩いてご近所の方と目が合い挨拶を交わす。 いってらっしゃい、行ってきます。 土手の道から見える川の流れが爽やか。 緑もキラキラ。 そうだ、今日は爽やかな朝。 立秋を過ぎ空気感が変わったのか。 のんびり歩いたら駅に…

商品になる、ならない

当たり前のことを書くと商品にならないとある人は言った。 新奇な、珍奇な、目新しく、人目を惹き、感情をゆさぶり、 何者かと思わせる内容がなければ駄目なんだと。 しかし物事は、 1%に当たる濃縮された商品になるようなものより、 平凡で日常に溶け込ん…

四年に一度の夏

いつのまにか四年が過ぎ オリンピックがやってきた。 テレビでは開幕前特集をやっている。 いつのまにか、若かった選手もベテランになっている。 時は流れを止めず、前へと進む。 熱い闘いの記憶を残して。次にやってくるオリンピック。 年々加速する気がす…

夏は過ぎゆく

今を盛りとセミが鳴く。 盛りを過ぎてしまった僕も これから盛りの子どもたちも みんな生きている。 哀愁を誘う夏の夕暮れ。 今日はにわか雨も降らなかった。 汗がじわりと首にまとわりつく。 夜に冷えて鼻が詰まる。 洗い物で小指に湿疹ができる。 何か起こ…

雨よ

私に見えているものがあなたには見えていなかった。 私が聞いているものがあなたには聞こえていなかった。 私が匂っているものがあなたには匂っていなかった。 そしてまた、私の孤独にあなたが気づくわけもなかった。 ひとりひとりの夏の夕暮れ。 激しいにわ…

ある日のつぶやき

どれだけ平凡で どれだけ凡庸で どれだけ鈍感で どれだけ優柔不断で どれだけ不感症で どれだけ向上心が無くても それで君を憎むことはできない 君の中に僕を見ている 君のことが好きだよ

夏の息

一瞬の夏を燃え尽くそうとする 実際は暑い夏に対抗できるわけもなく ただじっと燃え尽くされる 日差しを避けてうなだれている 夜になると少し息を吹き返す トンボがつがいになって飛んでいる セミの鳴き声はジリジリ空を覆い尽くす 騒がしい鳥たちの鳴き声は…

わたしのなかの野生

アスファルトジャングルのなかで ひそかにいきをついている。 わたしのなかの野性はやせ細って 息も絶え絶え。 魂は自由にさ迷っているのに このからだは しがらみからぬけだせない。 消費することも 馬鹿騒ぎすることも 流行を追いかけることも 確かに生き…

夏の月曜日

言葉がどこかから降りてきて とどまることなく旅立っていった 休み明けなのに疲れるいつもの月曜日 退屈を避ける方法を 退屈になる前に 見つけておきたいと 思いながら 昼休みに歩いた あのゲームをする人が目立った公園 人と同じことをすることが 退屈しの…

時代

何かが違う 絶対違う 過去を振り返り時代は大きく変わった 物があふれ物を大事にせず 人があふれ人を大事にせず 言葉があふれ言葉を大事にせず 綺麗がいいと 効率がいいと 快適がいいと 多くの過去は捨て去った 郷愁だけではなく 薄っぺらい空気で息がつまり…

流行りもの

皆が飛びついた時には知らんぷり。 皆が飽きた頃に手を出す。 誰かの手の中で踊らされたくないんだな。 まだまだ周回遅れで始めていないものがある。 奥手にもほどがある。 この性格は一生治りそうにない。

自然と人間

人間の手で制御できないところに自然はある。 太陽の光は人間の力ではない。 地球の運行は人間の力ではない。 地震は繰り返し起こり、なすすべはない。 自然の力は人間の及ぶところではない。 自然に対する畏れ。 それを忘れてしまう人間の傲慢。

生産と消費

作る喜び。 買う喜び。 使う喜び。 買えない悲しみ。 持たない悲しみ。 労働の苦しさ。 空っぽの消費のむなしさ。 他人をうらやむ。 他人を蔑む。 何をやってもお金がついて回る。 あまりにお金に振り回されて、 お金を稼ぎたい、 お金を使いたい、 この世の…

平等

お金を持っていても胃袋は一つ。 おなか一杯になったらそれ以上は食べられない。 お金を持っていても体は一つ。 気持ちはあちこち行きたくても一度にできるのは一つのこと。 お金を持っていても一日は一日。 朝は誰にもやってきて夜は誰にも訪れる。 お金を…